
「冬になると、うちの子ちょっと丸くなった?」
そう感じたこと、ありませんか?
インコはもともと寒さに弱い生き物。
冬は体温を保つためにエネルギーを使いますが、飼育環境によっては逆に太りやすくなることがあります。
今回は、冬に太りやすい理由と体重管理のポイントをまとめました。
春まで健康に過ごせるよう、ぜひ参考にしてくださいね✨
冬は“太りやすい仕組み”が整ってしまう
理由を先にまとめると
🍀 保温しているから実際は消費エネルギーが増えていない
🍀 動く時間(運動量)が減りやすい
🍀 ご褒美フードや脂質多めの餌が増えやすい
🍀 飼い主が太っているのに気づきにくい(羽の膨らみ)
🍀 適正体重を知らないまま「こんなもんか」と思ってしまう
特に最初の2つが“冬の落とし穴”です💦
冬は食欲が増えやすい
インコは寒いと体温を維持しようとしてエネルギーを使います。
そのため
🍀 ご飯に積極的になっている
という姿勢に。
「たくさん食べてくれるから健康!」
と思いがちですが、ここで次の罠に続きます。
保温しているから実際には消費エネルギーは増えていない
室温を20〜28℃で保つ家がほとんど。
つまり、体が寒さを乗り越えるためのエネルギー消費は少ない。
それなのに、インコは「寒い季節だから食べよう」と本能的に食べる。
→ “摂取>消費”で太りやすくなる
太りやすいサイクルが作られがちです💦
運動量が減る
冬は
🍀 朝夕の放鳥が寒くて避けがち
🍀 飼い主が早めに寝る(夜更かし放鳥減る)
など、自然と運動量が落ちる環境。
消費が少ない→脂肪がつきやすい流れに…。
室温が十分に暖まるまで放鳥できない日もありますよね。
冬は高カロリーおやつを使う機会が増える
冬は“ご褒美おやつ”が増えがち。
🍀 シード(脂質多め)
🍀 自家製おやつ
そしてイベントごとが多い季節。
🍀 冬休み
🍀 正月
人間のテンションに引っ張られ、「つい多めにあげちゃった」も起きやすいです💦
羽が膨らんで太って見えにくい
冬は羽をふわっと張って暖かくします。
そのため“羽で太っているのが隠れる”
結果
🍀 体重測定をサボる
という状況になり、とても危険。
こまめに体重の数値は確認すべきです!
適正体重を把握していないと“太ってる状態”を普通と勘違い
体重には個体差、種類差がありますが、どの子でも“適正体重の把握”は必須。
⚠️ 「1ヶ月で+7g」になることも
インコの数グラムは人間で言えば数kgレベルです。(特に小型種)
冬の体重管理、どうすべき?ポイント6つ
ここからが実践パート!
1.毎日(最低週3)体重測定をする
見た目では判断できません。
数字がすべて。
小型種ほど管理がシビアですが、逆に数字が改善しやすいとも言えます。
2.高さ遊びも含めて“運動環境”を作る
部屋全体が寒くても“暖かい範囲で遊べる高さ”を作るのがコツ。
🍀 高さの段差を活用
🍀 おもちゃの位置を変える
少しの工夫で運動量は変わります✨
3.ナッツは“ご褒美の株式”にしない
冬は特に
守りたい:頑張った時だけ
“とりあえずナッツ”が習慣化するとあっという間に蓄える体に💦
4.食べるスピードをコントロール
🍀 食器の深さを変える
🍀 “取り出す遊び”で消費を増やす
フォージングトイを活用するのもOK!
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5.ペレット・シードの割合を見直す
太りやすい子ほど
⭕️ペレット多い → 栄養バランス整う
「冬の期間だけ割合を見直す」もアリ。
6.ヒーターに頼り切らない運動コース作り
ヒーター前から動かない子、いますよね。
一部だけ暖かくするのではなく、
「動ける範囲」を暖める
この視点が大切です。
体重変化の目安
🪶 小型インコなら
“1ヶ月で+5g”は注意レベル。
🪶 中型インコでも
“1〜2週間で+10g”は要見直し。
冬の増えすぎは、春に肝臓トラブルとして現れることも。
まとめ:冬が終わる前に“基礎習慣”を作っておく
冬はどうしても太りやすい季節。
でも
🌟 ご飯とおやつの見直し
🌟 運動環境の工夫
この3つができるだけで、冬太りは確実に防げます。
冬の体重管理は、春の健康につながります。
「気づいたときには太っていた」を防ぎ、小さな習慣を積み上げていきましょう✨
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